やまと新聞社で「「希望」作戦、発動 北朝鮮拉致被害者を救出せよ」の書評を掲載していただきました。
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書評 「希望」作戦、発動 北朝鮮拉致被害者を救出せよ 荒木和博著
統一日報、月刊『正論』10月号にも書評を掲載していただきました。
「降臨 美空ひばり ~昭和を奏でた天才歌姫~」の朗読動画をYouTubeにて公開しています。
随時更新していますので、是非ご覧ください。
晩聲社 YouTubeチャンネル「BOOK BANSEI」
https://www.youtube.com/channel/UCwtnrA220Xl3FchURvvdNyQ/feed
週刊女性PRIMIEで「うんちのクソヂカラ 腸内フローラ移植のミラクルわざ」の著者の清水 真さんのインタビューが紹介されました。
35年間の腸内フローラの研究の実績と書籍の紹介がされています。是非、ご覧ください。
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北朝鮮という社会が激変するのは、やはり1994年の金日成の死の前後「苦難の行軍」と呼ばれる飢餓の時代が訪れてからである。北朝鮮の全体主義体制の本質は建国以来何も変わってはいないが、少なくともそれまでは最低限の食糧配給だけは行われていた。それが完全に途絶えたのは、ミョンジュンによれば1993年、金日成の死の直前からである。ソ連をはじめとする共産主義体制の崩壊、核開発と軍拡による北朝鮮経済の崩壊など、様々な要素が、配給制度を含む統制経済の崩壊と、全土の飢餓をもたらした。著者の家は、日本の家族からの仕送りを命綱とするしかなかったし、すでに不登校に近かったミョンジュンだが、この時期からは、学校に行く暇があれば商売をして稼がねばならなくなった。
逆に言えば、まさに原始的な闇市経済がこの90年代末から出現し、ただ配給の復活を待つだけの人々は餓死するしかなく、それまでの統制経済を無視し、法を破ってでも、自由な経済活動を選んだ人々は生き延びるチャンスを得たのである。本書でミョンジュンが(失敗を繰り返し、また騙されつつも)北朝鮮では初めての「商売」を展開する姿は、この国が新しい段階に入った時の貴重な記録として読むことが出来る。非合法や闇商売も、そこで飛び交う窃盗や博打も、若者たちの縄張りの奪い合いとそれにまつわる暴力沙汰も、私たちの目からいかに非常識に見えようとも、北朝鮮社会における「自由」の出現ではあるのだ。(解説より抜粋)
金明俊 =著者
オンデマンド (ペーパーバック)/税抜2,340円/2022.9.26
本書は、地方自治体における文化行政の専門家として知られる著者が、さまざまな困難にもかかわらず自治と地方分権を推進し、未曽有の大きな業績を挙げることがどうして可能だったのか、その秘密を自ら明らかにした貴重な書籍である。貴重であるだけでなく、誠に痛快な記録でもある。
注目すべきは、これらの多彩な活動を支えてきたのが、政治学者・松下圭一の自治と分権をめぐる政治理論・政策論の徹底した実践であったことだ。決して分かりやすいとは言えない松下理論を自らの骨肉とし、自治体政策の実践的構築に当たった著者の真摯な姿勢には脱帽せざるを得ない。
明治以来のエリートたちの立身出世の願望とは別のところで、決して恵まれた境遇にあったとは言えない一人の市民が、どれほど大きな社会変革を成し遂げることが可能か、著者は身をもって証明してくれている。その意味で著者は、われわれにとっての一つのモデルだ。
私は確信を持って言うことができる。新しい日本社会は市民がつくるもの、政治家やエリートがつくるものではない、ということを。(解説より抜粋)
森啓 =著者
電子書籍/税抜1,200円/2022.8.15
……人は、無力だから群れるのではない。あべこべに、群れるから無力なのだ。(中略)
組織を持たぬということは、ただ孤立することではないのだ。人間は、ピラニアのように純粋ではあり得ない。だが、集団・組織に依拠するとき個的な戦闘力は減殺されるという摂理において、かれらと私たちの間に境界はない。警察・軍隊という巨大な暴力装置を有する国家権力に、せいぜいゲバ棒や鉄パイプで武装(?)した〝軍団〟が、どれほどの打撃をくわえ得るだろう?(本文より)
組織を頼らずペンの力のみで権力に対抗する竹中労のエネルギーはどこから来るのか? 自らの半生を紐解きながらルポライターとしての生き様を赤裸々に語る。
竹中労 =著者
四六判/オンデマンド(ペーパーバック)/372P/本体2,260円/2021.10.15
昭和という時代にはいつも美空ひばりの曲が流れていた。その旋律を奏でていた天才歌姫を等身大で描きながら、昭和という時代はどうだったのかを問いかける渾身のドキュメンタリー。
「なぜか人は昭和に別れを告げるように、去ってゆく。美空ひばりが重態であると彼女に親しい筋から知らされたとき私は、おのれの胸の底に暗い穴をあけて吹きぬける、風の音を聞いた。
五十二歳の早逝を傷みますまい、あなたは正真正銘の菩薩となって、夢の世でもうたいつづけているにちがいありません。間もなくそこへゆく私たちはただ、美しく哀しい歌を有難うと、おのが心に囁くのみです。」(本文より)
竹中労 =著者
四六並製/本体1,500円/336P/2019.12.19/374-4/C0023 他
「振り返ってみると、弾劾事態はあたかも存在もしない悪魔を追い出そうと、国中が狂った厄払いではないだろうかという気もする。厄払いにはいろんな人々が集まってくる。誰かは『あの女は取り憑かれた』と騒ぎ立て、誰かは巫堂(ムーダン・韓国の霊媒師)の絢爛たる刃物の舞いを見ながらずっと手を合わせて祈る。その一方で、つべこべ言わず黙って便乗しようとする者たちもいる。しかしながら、我々は本当に悪魔を追い出したのだろうか。いや、そもそも悪魔自体が実際に存在したのだろうか。」(著者)
朴槿恵大統領の弾劾裁判の代理人弁護士が書いた裁判記録。政治によって法治主義と民主主義が踏みにじられていく事態を詳細に論じている。デマやネット操作の怖さも伝わってくる。日本も他人事ではないネット社会未来。
韓国出版『弾劾インサイドアウト』の日本語翻訳本。
蔡明星 =著者
朴玲実 =訳者
四六並製/本体1,800円/320P/2019.11.15/373-7/C0037
セックスによっていのちは宿り、出産によってこの世に生まれ出てきます。生まれた赤ちゃんはあたたかく、とても尊いもの。だから性教育は恥ずかしいことではなく、大切ないのちの話なのです。
いのちに携わる仕事をする助産師として、子どもたちが中絶、いじめ、自傷などで体や心が傷ついたり、いのちを絶ってしまうことに心を痛めていました。このようなことが少しでも減ることを切に願い、ひとりひとりのいのちを咲かせてもらうために日本全国を講演で回り、時に厳しく、時に優しく、あたたかくまっすぐな飾らない言葉の数々で語りかけてきました。
講演で取り上げる内容をまとめて過去に出版した『いのちの応援団』『いのちの応援団Ⅱ』を見直し、子どもたちだけでなく子育て中のお母さん、お父さん、これから家庭を築いていく若い人たちにも伝えていきたい言葉の数々を厳選し、講演を聞いた子どもたちの率直な感想と共に「新版」として一冊にまとめました。
山本文子 =著者
四六並製/本体1,300円/224P/2018.7.2/372-0/C0037
待望の韓国オリジナルミュージカルの歌で学ぶ史上初の韓国語教材ついに発売! 素材となるミュージカルは、韓国ソウルの劇場街・大学路(テハンノ)で現在も上演中の、今年9年のロングランとなる傑作「パルレ(洗濯)」。 ミュージカルの舞台はソウル。不法労働者のモンゴル青年ソロンゴと、カンウォン道出身の上京後転職を繰り返している女性ナヨンを主人公に繰り広げられる人間賛歌。不当解雇や差別など、理不尽やさげすみの中「洗濯」をキーワードに展開する内容に,癒しと励ましをもらえる感涙の作品です。 歌を覚えて外国語を習得するメリットは大きいにもかかわらず、ラブソングなどでは出てくる単語が限定されがちです。ところが「洗濯」をキーワードに庶民生活を描いたミュージカル「パルレ」は日常生活用語の宝庫です。 メロディも美しく覚えやすく、日常生活用語と感動的な歌が劇的に結びついた「パルレ」の楽曲集は、外国語学習にとっても奇跡的コラボレーションと言えます。 全16曲、歌詞対訳付、単語解説文法解説付で、韓国語が全くわからない人から上級者まで、あまねく人が名曲を通して楽しく日常韓国語に触れることができます。
日下隆博 =著者
佐野良一 =監修
A5版並製/160P/本体1700円/
2014.5.25/362-1/C0087