絶望は私を鍛え、希望は私を動かす【朴槿恵[パククネ]自叙伝】

朴槿恵 =著者

横川 まみ =訳者

 

四六変製/287P/本体1600円/2012.2.22/352-2/C0023

 


韓国大統領朴正煕の娘である政治家・朴槿惠(パククネ)自叙伝。

両親の暗殺等、絶望的な経験を乗り越え韓国の未来に希望を見出す。

 


<目次> 

プロローグ 二度目の人生が始まって

 

第一章 庭の広い家の子どもたち

青瓦台、庭の広い家/ 国防色ズボンの思い出/ガキ大将から思春期の少女へ/父はロマンチスト/母の素朴な教え/大統領の娘として生きていくということ/初めて外交舞台に立つ/合コンもしたことがない工学部生/短すぎたフランス留学

 

第二章 二二歳のファーストレディー

ああ、お母さん!/荒波を受けて/祖母に対する父の愛/父の政治レッスン/貧しさが骨身にしみる/大きな責任が私の肩にのしかかっても/国民の健康が最優先だ/知らずに積んだ外交訓練/優しいカリスマ

 

第三章 寂しく長い航海

再び訪れた悲劇/青瓦台を後にして/背を向ける人びと/巨大な壁にぶつかる/沈黙の時間、全てが行き過ぎる/年齢を重ねて得た貴重な贈り物

 

第四章 野党代表 朴槿恵

さあ始まりだ/ハンナラ党を選ぶ/達成大勝と言われる四・二再・補欠選挙/指名職副総裁、お断りします/いやがられても信念を守る/北朝鮮から舞い込んだ手紙/条件のない心/難破船の船長になる/テント庁舎、腐敗を洗い流す/四・一五総選挙、国民がくれた貴重な一二一議席/朴槿恵の改革は続く/「サイワールド」に嵌る/四回の再・補欠選、四回の勝利/心を通わせた方たち/「女性は入れません」/手帳公主、『対国民約束実践白書』を作る/約束のための選択/権力は国民が付与するもの/五三日間の私立学校法闘争/おっきいおばちゃんのかわいい子どもたち/私の未来のパートーナー、大韓民国の若者たち

 

第四章 私の信念は世界の舞台で継続する

私の第一の外交原則/北朝鮮の核問題解決のための「食卓論」/中国最高指導者・胡錦濤主席/幸運を祈ってくれたライス長官/ラムズフェルド長官との再会/重慶市民に捧げる感謝の碑/小泉総理の無信不立/メルケル総理と同じ夢を見る/西部大開発の前哨基地・成都/セマウル運動から発展を学ぼうとする中国/列車フェリーで世界を駈ける/父母のような情をかけて下さるリー・クァンユー前首相ご夫妻/世界の碩学、アルビン・トフラー博士をアップグレードする/大韓民国と米国、ともに分かち合う未来/未来の中国指導者たちと出会う/私たちは世界に向かっている

 

エピローグ 私たちの未来のための約束

 


朴槿恵(パククネ) 

1952年 慶尚北道大邱出生

1970年 聖心女子高校卒業(ソウル)

1974年 西江大学工学部電子工学科卒業、フランス留学

1974~1979年 ファーストレディー代行

1982~1990年 育英財団理事長

1987年 自由中国(台湾)文化大学名誉文学博士号授与

1994年~現在 韓国文人協会会員

1995~2005年 正修奨学会理事長

1997年12月 政界入り

1998年4月 大邱・達城で国会議員当選

1998~2000年 第15代国会議員

2000~2004年 第16代国会議員

2004~2006年6月 ハンナラ党代表

2004年~現在 第17代国会議員

著書として、『平凡な家庭に生まれたとしたら』、『私の心の旅程』、『苦難を友にして、真実を灯台にして』、『私の母・陸英修』などがある。

HP: www.parkgeunhye.or.kr