菊地武男の靴物語
竹澤遼子=著者
四六判上製/200P/本体1600+税/2005.10/328-6/ C0076
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日本のシューフィッター第一号であり、
美術解剖学・人間工学に基づく靴づくりの第一人者。
日本女性のための靴の形を極めた菊地武男の
歴史をつづる家族愛に満ちた物語。
<プロフィール>
菊地武男・・・きくちたけお
1924年、横浜生まれ。
1949年、菊地商店(ダイナス製靴の前身)を創業。
足と靴の研究に情熱を燃やし、
木型付きフルオーダーメイドシューズに代表される
コンフォートシューズの開発・製造・販売を一途に続ける。
日本のシューフィッター第一号であり、
美術解剖学・人間工学に基づく靴づくりの第一人者。
現ダイナス製靴株式会社会長。
http://www.dinus.co.jp
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私が大人になったころ、女性の靴と言えば、
先のとがったパンプスのような形のものしかなかった。
もちろん、今のようなEEEサイズなど選択肢になかった。
私は、自分の足に合わない靴をはき続けて、足を痛めた。
腰を痛め、体を壊した。外出が臆病になり、気持ちが萎えた。
そんなとき、菊地武男さんの靴に出会った。
菊地武男さんは、人の顔がみんな違うように、
足の形もみんな違って当然だと言う。
私は、菊地武男さんに靴を作ってもらうようになってから、
頭の中の黒い霧が吹き払われたような爽快感を味わっている。
女性に幸せをもたらした菊地武男さんに乾杯! ---田嶋陽子
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