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(シリーズ巻名など/)判型/ページ数/本体価格(税抜価格)/発行年月/ISBNコード(下4桁)+分類コード

「幻の三中井百貨店


林 廣茂/著

~朝鮮を席巻した近江商人・百貨店王の興亡

 かって、朝鮮から大陸にかけ
 18店舗を持つ一大百貨店王国があった。
 三越にも勝った三中井がなぜ消滅したか。
 最新マーケッティングの手法でそのナゾを解く。 


 四六判並製/282P/本体2000円+税/2004.2/314-6 C0036
 
 



序章  なぜ、三中井百貨店なのか


第一章 創業  大邸から京城へ
      1 「三中井商店」創業(
大邸)
       「三中井呉服店本店」開業(京城)
       出遅れた百貨店化

第二章 助走  アメリカ百貨店視察旅行
       三中井百貨店の青写真
       巨大なアメリカ文明
       中江勝治郎の思考回路
       百貨店化への決断

第三章 戦略  百貨店王hの道
       拡大と成長の戦略
       百貨店競争を勝ち抜く
       三中井の経営・マーケティング
       三中井の経営実態

第四章 背景  朝鮮社会の日本適応化
       朝鮮「大衆消費社会化」
       京城府の日本適応化
       朝鮮人の文化変容と適応
       和信百貨店の挑戦
       内鮮一体化政策

第五章 証言  三中井とともに生きた人々
       中江一族
       三宅鉄雄
       森善一
       坂口昇
       三中井の最後

第六章 消滅  幻の三中井百貨店
       「近江商人性」とその消滅
       経営・マーケティングの継承
       幻の再建シナリオ
       崩壊の要因は以前から進んでいた
       三中井の戦後

最終章 日韓の架け橋としての三中井
      あとがき
      中江一族系図・中江一族の親戚。年譜、参考文献




 

   著者 林 廣茂 (はやし ひろしげ)

滋賀大学経済学部教授兼同大学
産業共同センター長( 2004年3月まで)
同志社大学大学院ビジネス研究科教授
(2004年4月から)
(マーケティング戦略、新商品開発・ブランド開発、
国際マーケティングを担当)
日韓マーケティング・フォーラム共同代表理事

1940年、朝鮮(現韓国)扶余(プヨ)生まれ
1964年、同志社大学法学部卒
1972年、インディアナ大学経営大学院MBA(経営学修士)課程終了
1996年、法政大学大学院社会学研究科経営学専攻博士課程単位取得

医学品業界でのマーケティング実務の後(1965-1978)、
外資系マーケティング・コンサルティング企業のアジアでも
最高責任者(CEO)として、日本並びに
アジアでのマーケティング・コンサルテーションに従事(1970-2002)。
国内外200社超と約1500件のコンサルテーションを完成。

『はじめてのマーケティング』(1989)総合法令出版
『プロダクト・マネジメント』(1989、共訳)プレジデント社
『プロアクティブ・マーケティング』(1992、韓国語)韓国広告研究院
『等身大の韓国人・等身大の日本人』(1996)タケハヤ出版
『日韓マーケティング物語(1996)同文舘出版
などの著訳書を執筆。